茨城の20世紀遺産

1・シャトーカミヤ

建立年代  1903(明治36年)
住所  茨城県牛久市中央3
 牛久シャトーのあるJR牛久駅東側は20年以上前は、まだ東口もなく、西口の6号国道沿いの商店街に活気がありました。昔の宿場町の名残がありました。その後、JR牛久駅東口が出来、住宅が建ち、新しい道路が整備されるに従って、みるみる環境が変わってきました。それでも15年前までは牛久シャトーの前には葡萄園がありました。現在その場所は駐車場になっています。この建築を設計した岡田時太郎は佐賀県の出身で同郷の東京駅、日本銀行本館などを設計した辰野金吾設計事務所に所属していました。岡田時太郎の設計した建物には他に三笠ホテル(長野県軽井沢・国指定重要文化財、明治38年(1905))、上野の国際子ども図書館(東京都上野、旧帝国図書館、明治39年(1906))などに名前を残しています。牛久シャトーの建立が明治36年(1903)、2年後に三笠ホテル、その1年後に旧帝国図書館の
設計に参加と忙しい日々を過ごしていたと思われる。そのご、中国東北部に移り、大連などで前田松嶺、池田賢太郎などと共に中国で最初に活躍した日本人建築科でもある。
牛久シャトー本館
神谷伝兵衛記念館
関連リンク
シャトーカミヤ  合同酒精  旧三笠ホテル
 
 
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2005.07.30製作

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